Tons of money

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水戸芸術館で公演される『遺産と誤算の狂騒曲』~華麗なるダマしあい~の宣伝美術を担当させて頂きました。

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『キャッシュ・オン・デリバリー』(2012)に続く英国喜劇シリーズに、英国笑劇の元祖とも言うべき作品が登場します。
1922年の初演から二年におよぶロングランを記録したこの作品は、その後の英国笑劇に大きな影響をあたえました。サイレント映画をはじめ、さまざまなア ダプテーションが施され、ハリウッドのスラップスティック・コメディにまでその影響は波及。本公演では、1985年にアラン・エイクボーンが脚色した ヴァージョンを、翻訳も新たに日本初上演!
現代英国の代表的な喜劇作家エイクボーンの巧みな手法により、現代によみがえった笑劇のクラシックな名作をお楽しみください。

本作品は、西川信廣(文学座)の演出を得て上演します。美術は読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、伊藤熹朔賞を受賞した気鋭の美術家・二村周作が担当。出演は水戸芸術館専属の劇団ACM、さらに文学座などから客演を迎えます。

【物語】
舞台は英国のマーロウ。オーブリー・メイトランドは発明家を気取っているが、毎日借金取りに追われる少々だらしのない男。妻のルイーズともども、返済をす る気はまるでない。破産寸前の夫婦の元へ、ある日、弁護士のチェスタマンが訪れ、オーブリーの兄が亡くなり莫大の遺産があることを伝える。大喜びのふたり だが、借金をすべて返済すると、手元にはほとんど残らない。全遺産の獲得と全借金の帳消しをもくろんだ夫婦は、とんでもない「ひらめき」を実行にうつすの だが、あやしげな執事にメイド、耳の遠い叔母さんに庭師のジャイルズ、次から次にやっかいな人物があらわれて、ふたりの思惑はやがて大きな誤算となり…。